本を読まない子でも大学に行けます もちろん本人次第だけど
「本が苦手」それでも国公立大にも有名私立大学にも行けてます
うちのオット、言語能力はかなり低いです
活字はほどんど読まない
新聞はスポーツ欄とテレビ欄
唯一読むのが推理小説(しかもざっと読み)
絵本はほとんど知らない
こんな彼ですが、小学校受験→国公立大卒です。
うちの妹、我が家にめっちゃ絵本があったのにも関わらず、一切読みませんでした。
一方の私は家にある本は全て読み尽くしました。
同じ本を何回でも読むのは平気。
「あんなに家に本があっても、目の前で亜希子(私)が読んでても妹は本を読まなかった」と母は未だに断言しています。
妹が唯一買う本はファッション誌。
しかも字は読まない。
こんな彼女は私と同じ道を進み、(一応)進学高校→関西有名私立大学卒です。
子どもの頃絵本はほとんど読んだ記憶がない、という彼は国公立大卒で
本に囲まれた生活をしていたが一切本は読まなかった彼女は有名私立大卒。
「本を読む子は頭がいい」という神話は我が家では一切存在しません。
もし読んで下さっているあなたが本が嫌いでも安心して(笑)
もしお子さんが本を読まない、とお嘆きの親御さんもご安心ください(笑)
本を読むことによって得られるものは学力じゃない
本を読むことに代わる努力や工夫はきっとしていたと思われます。
大人になって「もっと読んどけばよかった」とは言ってます。
2人とも。
苦痛を感じながら読む必要はない、ということが、この2人を見ていると分かります。
でも2人とも本から得られるものの良さに大人になって気付いたようです。
本を読むことで得られるモノってなんでしょう。
私たちはよく「本を読め~本を読め~」と言われて育ちましたが、本を読むと何がいいか理解して親は勧めてたんでしょうか。
もともと本が好きな子はいい。
本を読むのが苦手だったり、何なら嫌いかも知れない子にただ「本を読め」って言う親に「あなたはどんな本を読み、どんないいことがありましたか?」って聞いてみたい。
頭がよくなる、って本を読んだから賢くなるんでしょうか。
本を読み、その本から何かしら必要なことを学ぶから賢くなるんですよね?
私は本が好きだけど、それで頭が良くなったとは思いません。
好きな本を読んで、自分の狭い世界の中では知りえなかった経験と情報を得て人生がより豊かになった、と思っています。
ファンタジーのお話では冒険を疑似体験する
推理小説では物事の色んな面を見て推理するという経験を
外国の本では、日本にない景色や街並みの情景を知って憧れたり
世界が広がるということ。
自分の世界としてイメージするということ。
いわゆる「想像力」かな。
あとは「選択力」にもなっていると思います。
私にとって本が家にたくさんあったことはとても幸運なことで、こうやって文章を書く仕事にもつながっています。
何が言いたかったかっていうと・・・
「本なんか無理して読まなくてもいい」ってこと。
嫌いになるくらいならね。
「でも読むといいことあるよ!」ってこと。
あとおまけとしては
「本読むの嫌いなら、何か他に好きなことはある?」
本を読まないとどうなる?
あくまで私の考えですが、
本から得られる情報を持たないために選択肢が狭まることが考えられます。
想像力も広がりにくい傾向があるようです。
考える機会の減った人たちが、簡単に物事を選び、簡単に決めてしまうようになってしまうのではないかな、という気がしています。
また「こうなったらいいな」「こういうのはどうだろう」とイマジネーションを働かせることはモノづくり・物を生み出す原動力になり得ます。
現代社会の今後の傾向として、
動画や映像でバーン!と目に入って「これだ!」と安易に決めてしまう
考えさせない、という心理作戦をキャッチコピーや商品名で上手く使った商品やサービスが売れる
相手の気持ち・立場に想像をめぐらせず相手を傷つける
自分の気持ちを処理する方法が安易になる
本を読む人は、物事の全体を見る・想像する力が自然とつく傾向があるのではないでしょうか。
本が読めないという人は、直感で、とかピンときたとかで決めているかもしれない。
もちろんそういった感性はとても大切なもの。
しかし一方では実は考えられない・考えるのが面倒というマイナス面も潜んでいるような気がしてならないのです。
子供たちの将来に、こんな人になって欲しいな、と願うのであれば
本を読むことで得られる力を
お父さんお母さんが実体験を通して伝えてあげてほしいな、って思います。
毎年のように相談をいただく「読書感想文」。
親の文章力ではありません。
どこまで関わるか、
どう引き出せるか、
一緒に楽しめるか。
私がこんだけ言ってても、姉妹でも取り組みへの意欲に差はあります^^;
今年も作りました!
「親と子の読書感想文への取り組み方」です。
好きに読んだ本に感銘を受けて
どんどん鉛筆がすすんで
「え!これ○○ちゃんが書いたの!?すごい!」
っていう奇跡は起こりません・・・
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ふじもと あきこ
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