両立なんて、そもそも目指さない。

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お子さんと一緒に通えるヨガ教室をしていることから、
(実は、ヨガ講師もしています)

毎年この時期は、
保育所が決まり、
4月には復帰を控え、
ワクワクとドキドキ、
そして見えない生活への不安の声をたくさん聞いてきました。

「仕事と家庭の両立を頑張りたい」というママの気持ち。

ホント、みんな、それぞれがいろんなものを抱えながら、前向きに頑張りたいって思ってる。

大切なものを守りたいという強い想い。

ほんと、みんなえらいし、すごい!

でもね。両立っていう言葉は敢えて意識しないでもいいと思うんです。

眠たい目をこすりながら、誰より早起きして洗濯をして、干す。

あ、眉毛書き忘れた!って隠れたい気持ちで電車に乗る。

お惣菜買う。ちょっと申し訳ない気持ちになりながら。

子供がひっついてくるのを、「ちょっと待って」ってばっかり言っちゃう。

「べっぴんさん」のすみれのように子供の靴がきつくなってるのを、だいぶ経ってから気付いて反省したり。

子供にはしっかり防寒させて家を出たら、
自分は手袋も、マフラーもなくて、
めっちゃ寒いけど、もう間に合わない。

いっぱいいっぱいになって、
しんどくなって笑えなくなるなら、
いいお母さんにならなくてもいい。

両立目指して、
頑張って、しんどくて、イライラするくらいなら、
おうちが散らかってても、
「ママ、今日は○○ちゃんと遊ぶー!」って無邪気にゴロンと出来る方がずっといい。

そのとき、そのときに、一番必要なことを感じ取れる自分でありたいと思う。

子供との時間が足りないな、って感じたら、
その日は帰り道にお弁当屋さんに電話したっていいじゃん。

今日はおうちを片付けないとそろそろヤバイ・・・(笑)って感じたら、
一人でやろうとせずに、
みんなー!一緒にお片づけお願いしますっ!って、
みんなを巻きこんじゃうくらいでもいいじゃん。

自分の内から出てくる声、
家族の空気、
子供たちの気配、
オットとの時間
全部受け止められる心を持てるということこそ私の幸せなんだと思う。

必要な瞬間瞬間を嗅ぎ分けられる嗅覚(笑

両立、なんて言葉はもうぜんぜんしっくりこない。

だって、大切なものは
「家庭」と「仕事」のたった2つになんて振り分けられるだけのものじゃないから。

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ふじもと  あきこ

フリーライター。ヨガ講師として教室を運営する傍ら、ライター・ISD個性心理学講師としても活動。 ヨガ教室の集客を目的に開始したブログが評判となり、その発信力を活かして、ライターとしての活動を開始。 1500人以上の女性と関わってきた経験を活かし、飾らず、共感を呼ぶ文章表現を得意とする。 神戸在住、年子姉妹の母。

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